中高年の就職・転職活動のスタート

gf1420320555l

中高年で就職や転職を決意した場合、まず最初に持つべき心構えは、「自分は商品である」という自覚です。自分のことを利益を生み出す商品と定義することから、転職活動がスタートします。

転職希望者は今まで各々の分野で尽力して仕事をしてきたと思います。エンジニア、営業、デザイナー、ライターなどなど。もちろん、それら職種において各自のプライドがあると思いますが、先方企業が欲しているのは、極論すればエンジニアやデザイナーというよりも、確実に利益を生み出してくれる人材なのです。もっと極端に言えば、それは人である必要はなく、設備でも良いかもしれません。ですので、例えば「自分はエンジニアとして◯◯を開発する」ではなく、「自分はエンジニアとして身につけた◯◯を使って利益を生み出す」という発想(心構え)に切り替える必要があります。

次に、求人情報を探します。探し方としては大きく二つに別れます。一つは転職サイトから検索する、もう一つは個別企業のホームページの中途採用ページをチェックするという方法です。前者の転職サイトから検索する方法はもっとも一般的で、それゆえ多くの転職希望者が行っている方法でしょう。しかし、逆を言えばそれは多くの競合転職希望者が居ることであり、したがって、競争率が飛躍的に高いはずです。具体的な競争率は公表されていませんが、東証一部有名企業であれば、凄まじい倍率であることが想像できます。一方で、個別企業のホームページからの応募は、たとえ有名企業であっても予想以上に倍率が低い可能性があります。さらに、個別企業のホームページからの応募であれば、転職サイトのような決まったフォーマットでの応募形式ではないので、自分の独自性をもった経歴書を送ることが可能です。この独自性が自分の強みになり、それだけ先方企業にも印象を残すことが出来ます。

次に、面接です。ここでは個別企業のホームページから応募した場合について書きます。面接まで進むことができたら、多くの場合は応募したときの書類の補足内容を口頭で伝えればよいです。心構えとしてはその程度で十分です。なぜなら、中高年の世代で面接まで進んだということは、先方企業にとっては、「採用する前提」で面接をしているからです。ここが新卒時の「落とすための面接」とは違う所です。ですので、応募書類の内容に添ってより具体的なエピソードを交えて淡々と伝えれば大丈夫でしょう。面接で聞かれることもその延長です。

無事内定がもらえれば、次は退職手続き。退職の意を伝えるのは勇気が要ることですが、一度伝えればあとは意外なほど事務的に処理が進みます。一応上司からは慰留の言葉を受けますが、それは社内手続きの一環として行われることが多く、何度かの慰留を断っていけば、粛々と事務手続きが進みます。ここでは、最後まで手を抜かず丁寧に作業を進めてください。同じ業界へ転職する場合、在籍している企業が顧客になる可能性がありますから。

以上の段取りを踏めば、中高年の就職・転職活動もスムーズに進めていくことができます。

ページ上部へ戻る